矯正器具の選択
矯正器具には大きく3つ種類があります。
矯正器具種類 | 装置金額(税込み) |
マルチブラケット矯正装置 | 70万円~ |
リンガルブラケット矯正装置 | 80万円~ |
マウスピース型矯正装置 | 100万~ |
リンガルブラケット矯正装置とは?
リンガルブラケット矯正装置は、歯の裏側(舌側)に装着する矯正装置のことを指します。「リンガル(lingual)」は「舌側の」という意味で、通常の矯正装置(ラビアル矯正)が歯の表面(唇側)に装着されるのに対して、リンガル装置は見えにくいことが特徴です。

✅ 主な特徴
- 目立たない:歯の裏側に装着するため、外見上ほとんど見えず、審美性が高い。
- 社会人・接客業などに人気:人と接する仕事をしている方にも適している。
- 表側に装置を付けたくない方に最適。
🔧 種類
- リンガルブラケット:歯の裏側に接着される金属の小さな装置。
- アーチワイヤー:ブラケットに通される細いワイヤーで、歯に力を加えて移動させる。
- カスタムメイド:患者の歯列に合わせてオーダーメイドされる装置が多い(インコグニト、ハーモニーなどのシステム)。
💡 メリット
- 歯の裏側に装着するため、外見上ほとんど見えず、審美性が高い
⚠️ デメリット
- 舌に装置が接するため、特に装着初期に発音しにくくなることがある。
- 舌が装置に当たりやすく、慣れるまでに時間がかかる。
- 一般的な表側矯正よりも技術が必要で、治療費用も高額になる傾向。
- ケースによっては表側矯正よりやや長くなることがある。
■ 対象となる症例
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(下顎前突)
- ガタガタの歯並び(叢生)
- すきっ歯(空隙歯列)
- 開咬・過蓋咬合 など
※すべての症例に適応できるわけではなく、精密検査により判断されます。
次は、マウスピース型矯正装置について説明します。
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