
矯正41日目 アメリカ経済指標予定
生産者物価指数(PPI) | 生産者が販売した製品やサービスの価格変動を表したもの。 |
新規失業保険申請件数 | 失業者が失業保険給付を新規申請した件数を集計し、季節調整を加えたもの。 |
生産者物価指数(PPI)
生産者物価指数(PPI:Producer Price Index)は、企業同士の取引段階での物価の変動を示す指標です。
簡単にいうと、「モノやサービスが消費者に届く前の卸売・製造段階の価格の動き」を表します。
1. 何を表している?
対象:製品やサービスが生産・出荷される段階(卸売、工場出荷、事業間取引など)の価格
目的:インフレやデフレの兆候を早くつかむ
→ 消費者物価指数(CPI)の先行指標になりやすい
例:原材料価格の高騰 → 卸売価格上昇 → 数か月後に小売価格上昇(CPIにも反映)
2. PPIとCPIの違い
項目
PPI(生産者物価指数)
CPI(消費者物価指数)
測る段階
卸売・製造段階
小売・消費段階
対象
企業間取引価格
家計が購入する価格
反映速度
早い(先行指標)
遅い(最終価格)
3. 日本のPPI
日本では日銀が毎月発表(以前は「卸売物価指数」と呼ばれていた)
約1万5千品目の取引価格を調査
輸入価格や輸出価格も含む
基準年(例:2020年=100)と比較して算出
4. 活用例
企業:原材料や仕入価格の動向を把握し、販売価格や在庫戦略に反映
政府・日銀:金融政策判断(利上げ・利下げの検討材料)
投資家:インフレ加速や景気動向を予測し、株や債券、為替取引に活用
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